ササユリ、二上山で見つけた

この週末は奈良方面へ、土曜日は二上山、日曜日は三輪山に午前中だけのサックリ登山をしてきました。

本日早くも梅雨入りしましたが、梅雨時はそろそろササユリが咲き始める時期だなと歩き進めると、こんな可憐なササユリが鹿谷寺跡の十三重石塔前にひっそり咲いているのを見つけましたよ。ここは、凝灰岩を切り出して作られた、奈良時代創建の石窟寺院跡。この十三石塔は8世紀ごろに一つの岩で作られたものです。特にきっちり保管されているという状態ではなく、ほぼ放置されている雰囲気ですが、まだ立派にそびえています。すごいですね。奈良時代にまでさかのぼる本格的な石窟寺院は、日本中探しても二上山山麓以外にはないとのこと。

その前に、優しくほんわか咲いていました。白色のも良いですが、この淡いピンク色のユリがとても綺麗。翌日、三輪山へ行った際、大神神社内のささゆり園をちらっと覗いてみましたが、開花はもう少し先のようで、花は見られず。残念。三輪山は、コロナで長い間、登拝を中止しており、久しぶりに登りましたが、今回は結構多くの人が来られてました。大神神社のご神体の山ということもあり、裸足でお参り登山をしている人もちらほら。私は裸足で登ったことはないですが、登山道はしっかり整備されているので、足裏で大地を感じながら歩くのも良いかもしれませんね。しかし、何かが刺さったりしないかな。

大阪には、當麻寺から二上山ー葛城山ー金剛山ー紀見峠の40キロを歩くというダイヤモンドトレイル大会というのがあります。階段地獄があり大変で、ゴールに着く頃にはヘロヘロになります。毎回もう2度と出ないぞ、と思うのですが、痛みをすぐに忘れてしまう質なのか、3回参加しました。もう3回で終了でいいかなと今のところ考えています。。

どこにも猛者がいるもので、裸足で40キロ走破する人もいます。足裏を相当鍛えておられるようで、「気持ちいいですよー」とにこやかに話してはりましたが、人間の力ってすごいですね。これからは、花めぐり登山もできる楽しい季節ですね。茶花の図鑑が本棚にあったので見ていると、「一人静」(別名:吉野静)が目にとまりました。皆さん見られたことありますか?私はまだ出会ったことがないので、一度見てみたいです。ちっちゃいので見落としてしまいそうですね。早春の花で、清楚な感じを静御前にたとえて名付けられたとか。また来年の春に探しに行きたいなー。

茶花は、本来の姿のように生けるのが原則。飾りすぎないのが良いですね。
一人静、本からの抜粋です。低山にいるとのこと、実物に出会いたいものです。
こちらは二人静、静御前の幽霊が二人になって舞う姿とされ、名付けされているそうです。
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