京都愛宕山(924m)・空也の滝、月輪寺を経て愛宕神社へ

先週末は山の会の例会担当で、京都の愛宕山に登ってきました。私にとって10年ぶりの愛宕山です。10年前の1月3日は雪が積もっていて、履きなれない軽アイゼンをつけて雪を楽しんだものですが、今回は山頂あたりにところどころ雪が残っていた程度でチェーンスパイクすら装着不要の状態。雪の愛宕山を楽しみにしていたので少々残念でしたが、久しぶりの京都は、やっぱりいいもんです。
嵐山に朝8時集合、この時間だと観光客はほぼいなくて駅前も人はまばらで静かです。駅に駅りたとき、ホームはこんな感じの ランプがまだ灯っていましたが、一日中点灯しているのかちょっとよく分からないけれど、嵐山らしい雰囲気。駅前から清滝行きのバスに乗り、20分ほどで清滝登山口に到着。駐車場には結構な台数の車が既に停まっていました。今回は、表参道ではなく裏参道で空也の滝をまずは目指します。
空也の滝とは、平安時代の僧、空也上人が修行したとされている滝です。六波羅蜜寺にある重要文化財の空也上人像をご存知の方も多いと思いますが、なんともインパクトのある彫刻です。口からでているのは六体の阿弥陀如来で「南・無・阿・弥・陀・仏」を唱えながら歩いている姿を表しています。空也踊躍念仏という念仏を唱えながら踊る秘儀があるらしく、京都で大衆化され全国に普及、芸能文化に大きな影響を与えたそうです。
厳かな空也の滝を過ぎると徐々に急登りとなり、お正月の食べ過ぎで重くなった体に鞭打ちながら登り進むと、「つらくとも、こらえて登れ皆の衆、大師上人に会おうと思えば」と書いた看板を見つけました。こらえて登り続け、ようやく月輪寺に到着します。
月輪寺(つきのわでら)は空也上人、法然上人が修行したとされているお寺で、重要文化財の菩薩像が沢山あるそうです。77歳のご住職から、水不足でご苦労されているお話を聞いて、徒歩による登山でしか通えないお寺を守っておられるのは大変なことなんだと知りました。少しですが、お水やお菓子などを受けとって頂きましたが、今度は、お寺で使って頂くお水を一人づつ担いでいこうと皆で話していました。
この日は住職のお話しに聞き入って、拝観せずに登りだしましたが、調べてみると月輪寺にも空也上人像があるのに気づきました。お花の季節に再訪せねば。
月輪寺から登り進み、ようやく街を一望できるところに到着。薄曇りでしたが、京都市内を照らす雲間からの陽光が綺麗でした。
愛宕山山頂に到着すると、まずは愛宕神社に参拝です。全国に900ある愛宕神社の総本社で火伏せの神様として知られています。御札  を買ってから、神社でお神酒を頂きました。伏見のお酒新聖、きりっとしていて美味しく、冷えた体がほんわか温まりました。ありがたやー(^^)。
全国にある愛宕神社の祭神の多くは、迦具土命(カグツチノミコト)や伊邪那美命(イザナミノミコト)。カグツチはイザナミとイザナギとの間に生まれた「火の神」(火産霊)で、生まれた時に母親であるイザナミを焼死させてしまったとされ、そのため、「仇子」(あたご)と呼ばれ、それが「愛宕」の語源となったという説があるそうです(本居宣長『古事記伝』)。
下山時に雨に少し降られて滑りそうになりながらも、無事、保津峡駅に到着しました。その後JRで京都駅へ、久しぶりに見る京都タワーはなんだか迫力があって、成長しているかのようでした京都タワーの地下の銭湯に、こんな駅前のタワーの下に銭湯があるんやと驚きながら、以前、山行の後に利用したことがありましたが、コロナ禍による利用客減のため閉店してしまっていました。残念。。
今やオーバーツーリズム問題を抱える京都ですが、昔ながらの良き雰囲気を保っていってくれるよう願っています。
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