弥生文化について考える・弥生文化博物館へ

大阪の和泉市に弥生時代に特化した、大阪府立弥生文化博物館があります。
と、偉そうに書いていますが、大阪府に住んでいながら最近まで全く知りませんでした。
満を持して週末に行ってみました。

正直なところ大きな期待をせずに出かけたのですが、弥生時代について自分はあまり知識が無かったな、と実感。結構勉強になり、時間を忘れて楽しめましたよ。 

紀元前3世紀頃から紀元3世紀頃までの600年が弥生時代、朝鮮半島から渡来人がやってきて、米作りが始まり、青銅器、鉄器、絹織物、銅剣などの武器、祭りや儀式に使われる銅鐸などなど、いろいろと新しい文化が築かれていく様子が展示されていて、順を追ってフムふむとよく分かります。

そんな時代から稲作が続いていて米が主食だったのだから、日本人の体に合っている食物は小麦のパンではなく、やはりご飯なんだろうねと思いました。

遺跡から発掘された、骨、種子、花粉を分析して、卑弥呼が食べていたのは、こういうものでは?という陳列がありました。里芋、タケノコ、豚肉の煮物や、わかめ汁など、お腹が空いていたこともあって、「卑弥呼が羨ましいなぁ、美味しそうだー」と、つばを飲み込みながら見つめてしまいました。
縄文時代の縄文犬はイノシシなどの狩猟時の相棒として人間と共存し、骨折を治療した形跡が見つかっており、大事にされていたことが分かっているようです。
渡来人と一緒にやってきた弥生犬は、少し扱いが雑だったいう説も。犬を食用とした形跡が見つかっていて、渡来人によりいろいろワンコの世界も変化があったようですね。
見た目は、柴犬をほっそりさせたような姿でした。
卑弥呼像もあり、卑弥呼の衣装を着て写真を撮ることができるスペースもありました。
卑弥呼は「鬼道」という呪術を使って祈祷を行い、民に告げる神官のような存在でしたが、当時はどんなだったのか、古代へ想像が膨らみますね。
博物館から歩いて5分のところに、池上曽根史跡公園があります。弥生時代の人々が500年に渡って暮らした集落があったところで、広々として風が心地よく気持ち良かった。
復元された堀立柱建物や大井戸などがあり、夏休みのちびっこさん達にお勧めだと思います。
2000年前の種子から発芽した古代のハス、大賀ハスがありました。
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