STAP細胞の米国特許出願

大阪弁護士会の会長に今年就任された三木秀夫氏のニュースを目にしました。
三木さんは、2014年に起きた理化学研究所でのSTAP細胞の不正事件で、小保方晴子さんの代理人を務めた弁護士さんです。

「STAP細胞はあります」と小保方さんが話されていた映像が当時しきりと流されていましたが、なんとも釈然としない大事件の決着でした。メディアが総出で叩いてネガティブ報道一色になるときは、何かあることが多い世の中ですし、真実は藪の中では?と考えてしまいますが、皆さんはどうでしょうか。

山中教授と安倍総理がリケンの小保方さんを訪問した際のニュース映像を、今もなぜか覚えています。というのは、大発見で日本中が湧きたっていた時なのに、二人の表情がえらく暗く、「えらいもん発見してくれたよな」、と考えてるのかも、という印象を抱いたからです。

そういえば、STAP細胞の米国特許出願は放棄になったのかな?と気になり、チェックしてみました。
米国特許庁のサイト、Patent Centerを仕事上閲覧することが多いのですが、誰でも米国特許の審査状況をここで確認できるので、興味のある方は一度試してみてください。
"Search for a Patent Application"の下のプルダウンメニューの右横に、出願番号や公開番号を入力すると、該当案件が"Application data"として表示されます。特許庁書類や出願人が提出した書類など見ることが出来ます。

米国への特許出願は、このサイトにアップロードしてポチっとクリックすると提出できます。以前は、日本からだと郵送やファックスで出願書類を送付するしかなかったので、便利な時代になったものです。

本願は、2014年10月に出願され、何度も拒絶通知が発行され、その度に応答を繰り返し、なんと、まだ審査は続いています。

特許庁費用と弁護士費用、そして8年半という月日が費やされています。
これは一体どういうことなのか??よくわかりませんね。

研究不正ということでSTAP細胞の存在は否定されていたはず。

クレームが補正されて権利範囲が違ったものになっても、もしこの出願が登録になったら、「STAP細胞あったで」となるのでしょうか?

また何かの圧力でもみ消さてしまうのか、この出願の行方が気になりますね。

発明者 → リケン → Brigham and Women's Hospital,Inc.→、最終的にはVCELL THERAPEUTICS, INCに権利譲渡されています。

その後、特許が登録になりました。→ こちら クリック
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