先週に引き続き、この週末も金剛山へ朝活登山に行ってきました。金剛山の最高地点1125mは葛木神社の神域にあるので入れず、一等三角点は湧出岳(ゆうしゅつだけ)1111.9mにあります。思い返しても湧出岳の山頂に立った記憶がどうもないことに気づきました。それはいかんやろー、ということで、今回朝活に行ってみることにしました。
久しぶりに千早園地やキャンプ場へ。霧が立ち込めていて、ひっそりしていました。閉館した香楠荘の前にも行ってみましたが、以前キャンプした際、ここでベーコン買って焼いて食べたことなど思いだし、玄関に張ってあるロープを見ながら、今の衰退に向かっている日本の状況を見ているようで寂しい気持ちに。葛城山の葛城ロッジには是非とも今後も頑張ってもらいたいところです。登山者が多い山といえども、ロープウェイが動かなくなってしまったことがやはり大きく影響するようです。
香楠荘の前の細い道を進むと気持ちのよい小路になっていて、霧に包まれ幻想的でした。ほどなくして、大阪府最高地点1056mに到着。霧で真っ白でビューはなく、なんてことはないけれど、ここが大阪で一番高いところ、もちろんハルカスよりもずっと高いところに歩いて登ってきましたよ、と一応実感しておきました。
その後、本日の目的の湧出岳へ。右手に経塚があり、左に進むと山頂に到着します。神々が湧き出て日本全国に広まったという伝説の湧出岳、林に囲まれてひっそりと一等三角点がありました。古の山頂を心の中でイメージした後、葛木神社へと登っていきます。
霧雨の中歩くのも気持ち良いもので、「出迎え不動さん」の頭上に雲が降りてきているように見えました。ホトトギスが「キョッ、キョカキョク」と鳴きながら頭上を旋回して飛んで行ったり、この日はいろいろな鳥が活発に遊んでいるようでした。
小雨が降っていたからか、先週は鳴いていなかったカエルの声がひさご池から聞こえてきました。これはカジカカエル?か何か分かりません。いつか転法輪寺の方に尋ねてみよう。
下山時、登ってこられる初老の方が、「心筋梗塞をしたので、無理しないようにゆっくり登ってます」とのことで、お話を伺うと、大腸がん、膵臓がんなどの手術を4回経験し、その後に心筋梗塞を起こしたりと、いろいろ大変だったと。今までに登った山々のことを楽しそうに話され、とても大病を経験されているように見えず、現在も毎週山に登っておられるそうです。うちの母は膵臓がんで亡くなりましたので大変な病気というは身に染みていますが、それを克服しての毎週登山、こんな方もいらっしゃるんだなと敬服です。
ちょっとしたことでへこたれていてはアカンなと、元気を頂きました。この日は下山後に良い発見があり、これも湧出岳初登頂のおかげか?金剛山、引き続き発掘調査に登ろうと思います(^^)。
では、また次回のブログで!