GW・八甲田大岳スキー登山 2024-04-28 滑走面に付着する黒い汚れ問題

太陽の黒点活動が活発になっており、各地でオーロラが観測されていますね。北海道や東北でも見られたとのこと、飛んでいって観察してみたいところですが、GW休暇後の今週、ひたすら溜まった仕事を片付けることに忙殺されながらの日々を送っています。皆さんは如何お過ごしでしょうか?

今年のゴールデンウィークは雪を求めて東北に行ってきました。5年前のGWに月山、鳥海山、八甲田山、岩木山へと楽しいスキー登山をした思い出があり、5年ぶりの東北へと楽しみにして行ってきました。前回と違うところは、当然のことながら5歳年を重ねての訪問ということと、地球も5年の間になにか異変が起きているのを感じました。

4月27日(金)仕事を終え、21時頃に出発し、途中サービスエリアで仮眠をとりながら進んでいきました。出発するまで知らなかったのすが、高速道路の祝日のETC割引が、なんと今回の黄金週間は適用外で通常の高速道路代金から値引きなしと、電光掲示板に冷たい文字で表示されていました。。高速道路代金を無料にするとかなんとか昔は話していたよね、詐欺だよね、とぼやきつつ、北陸道を進んでいきました。

日本海を眺めながら7号線を走り、山形に入ると「道の駅 あつみ」の看板を見つけました。お腹もすいてきたので立ち寄りランチとしました。お魚が新鮮で、お造り定食が大変美味しかったです。おすすめです。

なんとか28日の夕刻前に青森に到着し、道の駅碇ヶ関で温泉に入り、翌日の八甲田山登山の準備をして車中泊としました。

翌朝、八甲田ロープウェイ駅へ。そこから山を眺めても、積雪は5年前とは違い随分少なく、現地の方に尋ねたところ、ロープウェイに乗るまで結構混雑するし、睡蓮沼からのコースがお勧めとのことでした。5年前はロープウェイに乗りましたが、今回は頑張って睡蓮沼から登ることとしました。早朝は酸ヶ湯温泉駐車場も空いていました。睡蓮沼には駐車場がないので、こんな感じで路上に停めることとなります。

今回のルートです

スキーシールを装着し、アオモリトドマツの樹林の中をスキー登山ですすみます。ピンクテープのついた竹竿が環状ルートには設置されています。竹竿があることで、随分ルート判別の助けとなり有難いですね。この日は快晴で視界はクリアでしたが、広々とした八甲田山、ガスったり吹雪いたりしていると、道迷いの危険がとても多いことと思います。八甲田山といえば、明治35年(1902年)199人が命を落とした八甲田山雪中行軍の大量遭難事件を思い起こします。春の八甲田しか経験がない私ですが、今や海外からのBCスキーヤーで連日にぎわっているとのこと。この事件を風化させることなく、予想外のことが山では起こり得ることを肝に銘じて登らねばと、今回も考えました。

大岳山頂直下から雪が途切れていてスキーでの投稿は無理となり、スキーを外してハイマツ横にスキーをデポし、山頂まで登りました。ツアーブーツでの登りはあまり得意ではありませんので、よたよたと雪が溶けてぬかるんだ登山道を登り、なんとか今回も登頂できました。

5年ぶりの大岳山頂に無事到着。今回は黄砂の影響がまだ残っていましたが、お天気も良く360度の景色を堪能しました。しかし、以前と何かが違うと思い、5年前の写真を引っ張り出して確認したところ、やはり、山頂標識が綺麗にコンクリート製に変わっていたようです。下の写真が5年前のもので、木で作られていました。

そして、5年前は気持ちよく滑走できて、うれしそうに写真を撮っていました。

今回は下山時になぜかスキーが滑らず、「滑らない雪」を初体験しました。ちょっと進んではストップするので前にツンのめってしまいます。あれれと思いスキー板の滑走面をみると、真っ黒に汚れていました。黄砂と付着している化学物質の影響なのか、登るときから雪面が随分汚れているなと気になっていましたが、まさかスキーにびっしり真っ黒いタールのような汚れが付着して滑れなくなるとは。。我々だけではなく、他のスキーヤーも同様のトラブルで、皆さん苦労されていました。こうなると、板を外して歩いたほうが早いような感覚で、下山時の滑走を楽しみにしていたのですが、今年はまさかのトホホ状態でした。

木からでる何かの物質なのか?原因はなんなのでしょう。。黄砂+化学物質?とかいろいろな要因があるのかもしれませんね。昭和の寅さんの映画を観て感じましたが、昔のクリアな青空だった時代とは違った空となっていて、飛行機雲が以前とは異なる形で太く多数交差して残存していることもしばしば。クラウドシーディングという上空に散布されている物質について、どうなってるのか、我々庶民に説明してもらいたいところです。多くのWeather modification(人口気象制御方法)の特許が申請されています。どれだけの申請があるかは、特許庁のサイトで確認できますので、興味のある方は一度検索してみてください。空中散布が実際にどこまで使用され、規制に関してはどうなっているのかが不明なのが気持ち悪いと感じています。つい最近ではドバイの洪水も、この気象操作によるものと噂されています。

ケムトレイルとして、昔から陰謀論的に言われていましたが、現状の空を見る限り、おかしな雲の存在は多くの人にとって周知のこととなっています。もちろん大手メディアでは報道されることはありません。日本の報道の自由度は世界で70位とかそのあたりです。陰謀論という言葉で片づけずに、まずは空と天気の移り変わりを観察してみてください。実際に起きている現状を、TVの情報、常識、権威、宗教的意見を頭から一度取っ払って、子供の感性で物事を確認することが我々に今一番求められていることかもしれませんね。

と、この滑らない雪から、そんなことをぐるぐる考えてしまいました。

このゴールデンウィークでのストップ雪は、八甲田山だけではなく、鳥海山や月山でも同様の状態の投稿がSNSで報告されていました。後日登った岩手山で出会った関西からのBCスキーヤーも、同様の状態に鳥海山でなったそうで、黄砂だけでこんなんなるかな、と話されてました。いったい山の雪はどうなっちゃったのか。。そんなこんなでがっくり疲れつつ下山し、大鰐温泉でほっこりしたのち、宿泊地のキャンプ場へ。

キャンプ場からは、岩木山が綺麗に眺められ、前回に訪れた時も桜が満開で癒されところです。今回は桜の開花が早く、岩木山麓の桜は散っていましたが、バンガローは一人660円の驚き価格、庶民の味方です。向かう途中に狸が前方を先導してくれたり、トラツグミが鳴いてお迎えしてくれるキャンプ場、今回ものんびり過ごすことができました。

翌日は、三内丸山遺跡、岩木神社、金木町の津軽三味線&太宰治斜陽館、五所川原の立佞武多会館を訪問しました。東北は人も自然ものんびり雄大で、癒されます。もう少し近ければ通い詰めたいところですが、さて、あと何度訪問できるかなー。

では、続きの東北山行は次回のブログで!

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