大和葛城山・ススキがそよそよ。熊鈴不要のんびり登山にお勧め。

月日の経つのは早いもので、もう11月に入りましたね。相変わらず日中は汗ばむ陽気ですが、みなさん体調など崩しておられませんか?私は少しばたばたしてまして、仕事が立て込んだり、戦争のニュースについて考えたりしていると、少々ブログ更新が遅くなってしまいました。街にはクリスマスの飾りつけをしているお店もチラホラ、なんだか慌ただしい季節に突入です。
出勤した際に御堂筋を通ったら、すでにライトアップしかけていました。ちょっと早くないですかね。



週末は久しぶりに葛城山に早朝登りに行ってきました。熊が出たと毎日のようにニュースが流れていますが、葛城山には熊はいませんので熊鈴は不要です。何年か前に、葛城山に熊の目撃情報!という噂がありましたが、何度も一人で登っていますが、熊の気配はまったくないので何かの見間違えでは?と思っています。もしかして、熊の着ぐるみを来た人が出没したのかもです。(^^)
今年はどんぐりが不作だったり、山になにか異変が起こっているようで、動物たちも生きにくい状態になっているのかもしれませんね。

朝6時過ぎ頃から登りだすと、山頂には7時半には到着できます。天狗道は以前よりも荒れている箇所が増えていました。 

早朝は登山道で会う人もおらず、山頂には一人だけで、朝ジョグや朝登りは、太陽が登りだす厳かな雰囲気を満喫でき、自然からパワーをもらえる気がします。そして、小鳥たちが朝ごはんを探しているのか、沢山飛び交っているのが見られます。これからはバードウォッチングに最適の季節です。
山頂は広々していて360度の景色は抜群です。大和三山、大阪湾、淡路島、淡路海峡大橋や六甲の山々が眺められます。




葛城山はつつじの季節は大勢の人で賑わっていますが、この季節はひっそりしていて、まるで違う山のようです。一度、ツツジの季節に朝一で北尾根ルートで登ったことがあります。登りは誰もいないのでサクサク快適ですが、下りはとても大変です。ロープウェイに乗れなかった人たちが、スリッパ風の装いで登ってきたりなんかして渋滞が発生するし、数珠つなぎのすれ違い時に暫く待ったりで、下山に大幅に時間がかかってしまいます。
そんな葛城山ですが、ここは修験道の開祖と言われる役行者(えんのぎょうじゃ)がはじめて修行を積んだ地です。修験道の歴史はここから始まり、世界遺産の吉野・大峯と並ぶ「修験の二大聖地」とされているそうです。しかし、明治時代初期の廃仏毀釈や修験宗廃止令により衰退し、修験者たちが修行を行った行所や信仰の対象であった経塚、登山道も荒れ果ててしまいました。

戦後以降、「葛城修験」の復興に向かって動き出し、行所へと続く道を探し、荒れ果てた経塚を見つけ出して元の場所に戻し、再び修験道の修行を始めたそうです。 今では、近畿自然歩道や金剛山~二上山をつなぐダイヤモンドトレイルとして整備され、近隣のハイカーたちに歩き継がれています。 

ダイヤモンドトレイル縦走大会が山岳連盟などの主催で毎年実施されています。二上山~葛城山~金剛山~紀見峠まで歩く40キロコースに参加したことがあります。アップダウンを繰り返す階段地獄でへとへとになり、事故を経験している足には下りの階段は半端ない負荷なので、「もう2度と参加しないぞ」と毎回歩きながら思いますが、3回参加してしまいました(^^;。近年ではトレランの人々の参加が多く、裸足で走っている人もいたりなんかして、人間の身体能力は凄いですね。
そんなトレイルですが、古の人々や、昔の山はどんなだったのだろうかと想像しながらのんびり歩くのも、また楽しいものです。

この日は山でひらめいて、帰ってからコンポスト作りを始めました。では、また次回のブログでお知らせします^_^!
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