週末は用事もあり、早朝登山に金剛山へ行ってきました。金剛山は大阪や奈良県民だけではなく、関西の人々の憩いの場として多くの登山者で賑わっていて、近畿地方では登山者数ランキング一位なのが金剛山だそうです。奈良県御所市と大阪府南河内郡との府県境にあり、標高1,125mの山頂は奈良県御所市になります。大阪府の最高地点(1,056m)は金剛山の山頂ではないようで、長い間勘違いをしていました。私は奈良県側から眺める金剛山が好きです。
そんな金剛山、気楽に登れるイメージがありますが、なめていてはいけません。以前、水越峠側から登ったのに、下山時、大きく登山道が崩落してしまっていた個所で間違ってしまい、千早本道の登山口に下山。。そしてもう一度山頂へ登り返して車を停めている水越峠に下る、という苦い経験をしたことがあります(^^: 。さっくり登って帰るところが、1日で2度金剛山頂に登ることとなり、なんか疲れたね、という一日となりました(笑)。
ザ・金剛登山でまとめておられるように登山ルートが60以上?ととても沢山あります。台風で崩落している箇所も結構多いので、気を引き締めて登ろうね、と自分に言い聞かせ、今回は私にとって初のルートで登ってきました。
百ケ辻登山口からスタートして沢筋を登っていくルート、早朝ということもあり人もほぼおらず、終始近くでミソサザイが鳴いていて気持ちの良い登りでした。登山道の脇にひっそり咲いている九輪草に出会えたので、喜びながら近寄ってご挨拶。しかも白花のもあり、可憐な雰囲気が可愛いですね。
転法輪寺のオオヤマレンゲは残念ながら朝早すぎたためか、蕾ばかりで開花していませんでした。お昼ごろに行くのが良いのかな?オオヤマレンゲ=大峰山と思っていましたが、こんなに近くに咲いていたとは。転法輪寺は役小角が16歳のときに苦修練行を重ねた結果、金剛山寺(転法輪寺)を建立し神仏習合の霊山としたのが開創とされています。ブッダによる説法のことを「転法輪」と言い、役小角はこの地で修験道を開き説法を行っていたとされています。明治の廃仏毀釈により一時は廃寺となりましたが、昭和に再建されました。
金剛山は、葛木岳、湧出岳、大日岳の三峰の総称で、金剛山1125m最高地点は葛木神社の裏の神域にあり、禁足地となっていて入れません。柵の前までいって、この向こうのどのあたりかなぁと、いつも草むらを眺めて帰ります。一等三角点は、神域で設置できないことから、湧出岳1112mに設置されているそうです。
仁王杉や夫婦杉など、樹齢500年くらいの大木があって、貫禄のパワーを感じますね。知恵を授かると言われる文殊岩、物忘れ激しい最近の退化頭脳(^^; にも知恵をお授けくださいと手を合わせ、下山しました。
何度も登っている金剛山ですが、懐が深くてまだまだ発見がありそうです。毎日登山をしている人も多くいる山、今回は思いの外いろいろな花を愛でられ、溜まっていた電磁波毒素を放出できたような心地になりました(^_^)。金剛山ありがとう。
では、また次回のブログで!