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鬼伝説の大江山 & 元伊勢へ 2024.5.25 ・福知山ええとこ

この週末は良いお天気でしたが、昨日は一転して大雨の一日、紫陽花も咲きだし梅雨の足音が近づいてきましたが、みなさんお変わりありませんか? 週末は福知山に行ってきました。福知山というところは私にとって今まで馴染みのないところで、今回初めて大江山に登ってきました。赤石ヶ岳(736m)、千丈ヶ嶽(832m)、鳩が峰(746m)、鍋塚(762m)の4つの山頂を総称して大江山と呼ばれています。

大江山は鬼伝説で有名ということで、下山後に鬼の交流博物館にも行ってみました。不運や自然による災いが続いた時「魔なるもの」のしわざ、鬼による現象と昔からの言い伝えが多く残されています。日本のみならず、世界中に伝説の鬼がいて、それぞれ容姿や特徴が違っていて興味深いものでした。

日本の鬼の中で、最強とされる酒吞童子、多くの鬼を従えて大江山に住みつき、しばしば京の都に侵入し、人さらいを行っていました。その酒呑童子を退治したのが「源頼光」と配下の「四天王」、山伏を装って討伐に向かったそうです。その様子を表した人形が、大江山グリーロッジ前にありました。

元伊勢に立ち寄りたく考えていたので、登山はあまり長くないルートでいこー、ということで、グリーンロッジを通過し林道を走り鍋塚休憩所へ向かいました。鍋塚休憩所からのスタートです。駐車場は10台ほど停められそうな広さのところで、バイオトイレがありました。この日は私たちが一番のりだったようです。

まずは、鳩ヶ峰と千丈ヶ嶽(大江山最高峰)を目指します。車で鍋塚休憩所まで登ったので、そこから少し登ると、早くも稜線歩き風の登山道となります。すぐに鳩ケ峰に到着、穏やかに広がる山々の景色を眺めながら歩けます。

快晴の千丈ヶ嶽に到着すると他の登山者ものんびり景色を楽しんでいるようでした。それほど登山者は多くないので静かな山を味わえます。千丈ヶ嶽から登ってきた道を引き返し、三座目の鍋塚へ。

広々した鍋塚でランチとしました。山の上で食べるおにぎりやサンドイッチは格別で、いつもの如く消費したカロリー以上にお腹いっぱいペロリと食べてしまいます。風もなく穏やかで、広がる山々の景色を愛でられる山頂でした。

今回のルートです

さて、下山後に目指すは元伊勢三社です。

まずは、元伊勢観光センターに立ち寄りました。元伊勢についての歴史的な説明をとても丁寧に話してくださったので、参拝の前に寄ってみて良かったです。元伊勢内宮皇大神社はひっそりとしていて巨木に囲まれた本殿が荘厳な空気に包まれているようでした。「黒木の鳥居」という、樹皮のついた丸太のままの鳥居がありました。金剛山にも丸太の鳥居がありますが、珍しいですね。皇大神社から天岩戸神社に向かって少し歩いて日室ヶ岳遙拝所へ。

日室ヶ岳遙拝所は日室ヶ岳をご神体として拝み、一つだけ願い事をすれば叶う「一願さん」と呼ばれているそうです。神々しい山と感じました。夏至の日には、この遥拝所から日室ケ岳の頂上より沈んでいく太陽が見られるとのこと。太陽のエネルギーが最も力強く感じられる夏至、古代、太陽信仰の時代から夏至は重要な日とされています。観光センターの方の話によると、伊勢の夫婦岩からのご来光を拝み、そのあとここ日室ケ岳遥拝所に移動し、日の入りを見に来る人達もおられるそうです。

天岩戸神社、鎖をたどって登る神社は初めてでした。登山靴を履いていたので登って参拝できましたが、滑りやすい靴の場合は注意して登ってください。神社の前には、大杉谷のシシ淵を少し思い起こさせるような、小さな淵になっている景色が広がっています。

帰りは福知山温泉でほっこり温まり、福知山を満喫した一日でした。人混みを避けて自然の中でのんびりできるところです。大阪から日帰りできるので、また度々訪れたいと思います。

日本ってほんとに良いですね。では、また次回のブログで!

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