3月は例年より暖かくなるとの長期予報とは裏腹に、雪が降ったり寒い日が続いていますね。お花見の季節目前ですが、今回は、3月9日、10日に訪れた富士山の記録を書いていこうと思います。
土曜日早朝に大阪を出発して新東名をひた走り、9時半に十里木高原駐車場に到着。この日は、愛鷹山塊の最高峰・越前岳(1504m)に登りました。翌日は、富士の宝永山にスキー登山する予定でしたので、到着日は富士山を眺めながら登れる山ということで、いざ!越前岳へ。
駐車場からは、真っ青な空と綺麗に雪が付いた富士山が見られます。他府県ナンバーの車がほとんどで、人気の山というのが分かりますね。登山口から階段を上ってすぐのところに展望台があり、富士山がドッシリと間近に感じられます。
登り進めるとすぐに雪景色となり、昨晩降った雪が樹氷となって、木々の氷はシャンデリアのようでした。枝についていた氷がバサバサと音を立てて落ちてきます。枝の模様が氷にもしっかり刻まれていて自然の造形美にうっとり。
山頂からは、伊豆半島が見られます。このお天気に感謝しつつ海を見ながらの優雅な山頂ランチにしました。いつものインスタント麺と菓子パンですが、山の上で食べるとレストランのご馳走よりも美味しく感じます。
越前というと関西人は福井を思い浮かべますが、山の名前の由来は福井の越前と何か関係があるのか?よくわかりません。
もと来たルートで下山し温泉へ、その後は道の駅ふじおやまへ移動し夕食&車中泊としました。夜は暴風が吹き荒れて、明日はどうなることやらと心配しましたが、翌朝目覚めると風も収まり穏やかな朝を迎えました。
朝食後、スキー登山の支度を整え、宝永山へ登るべく太郎坊まで移動。駐車スペースが道路わきに2-3台と少ししかないので、現地の方曰く、ガチの人しかこの時期ここからは登らないとのことでした。
ちびっこの野外学校の人々もここから出発する準備を始められていて、お話を伺うと師匠の知り合いによる子供達の野外学校であることが判明。雪の上で楽しそうにはしゃぐ姿を見ていると、ほっこりしました。富士山を見ながら真っ青な空の下でソリ遊びをしたことは、大きくなってもしっかり心に残る良い思い出となるんだろうな。このちびっこ達の中から、すごい登山家が生まれるかもしれませんね。素晴らしいですね。私も子供に戻って野外学校に入りたくなりました(^^)。
下りてきたBCスキーヤー情報によると宝永山はかりかりアイスバーンになっているようで、私の技量ではちょっと手こずりそうなので、この日は二ツ塚までとしました。
夏に富士山に登った際の宝永火口の写真です。火口の横を歩いていると、まるでどこかの惑星にいるような気分になりましたが、雪をまとった富士も、宇宙の果てに来ているような感覚になりました。他の山では感じないものが、やっぱり富士山にはありますね。この日も富士山からパワーをもらいました。
では又次回のブログで!