桃の節句も過ぎ、少しづつ草花も芽吹き始めました。この冬は関西近郊は、というか全国的にも雪が少ないのですが、2月は福井と岐阜へスキー登山に行ってきました。忘れぬうちにと思いながらも2月は逃げると言われるように過ぎさり、投稿が遅くなりましたが、今回は2月17日に登った毘沙門岳(福井・岐阜)の記録を残しておきます。
毘沙門と言えば上杉謙信。毘沙門は七福神の一神とされ、戦勝を祈願する神として特に武士階級の人々の信仰を集めたようです。謙信は、毘沙門天を象徴する「毘」を軍旗に掲げ、仏道に深く帰依し、大義正義ある戦しかしないという信念で「義」を重んじる武将で有名ですね。そんなことを思いながら、初の毘沙門岳へ。
早朝に大阪を出発し、スノーウェーブパーク白鳥高原の駐車場に9時半到着。上の駐車場はほぼ満車でしたが、なんとか停められセーフ。下部Pはまだ空いてましたが。
ゲレンデトップから登山開始、到着時の青空が見えなくなって薄雲に覆われ始めました。木の周りのホールに気を付けながらシール登高です。あの穴ぼこが沢山見えている林の斜面、板をつけたまま登れるのかと前方を不安げに見上げながら、藪あり急降下&急登箇所で苦労しながら、湯気が出るくらいに大汗をかいてしまいました (^^;
ヒーハーと山頂に着くと、3名の登山者が楽しそうに昼食中。我々同様に、早朝に大阪を出発してきたとのことで、メジャーとは言えない福井と岐阜の境界の毘沙門岳の山頂にいるのが大阪人オンリー、なんでだろー、奇遇な感じでした。
大阪弁で談笑しながら埋まっていた山頂標識を掘り出したりなんかしていると、時折薄日が差し始め、山々が輝いて綺麗な眺めを楽しめました。
下山時の滑走は、藪と林に苦労しながらのアップダウンで再び大汗をかきながらゲレンデに到着すると、薄雲が晴れて綺麗な青空が広がっていました。距離は長くないのに、決して楽とはいえない毘沙門岳スキー登山でした。
スノーウェーブパーク白鳥は広々していて人も少なめで、のんびり楽しめる雰囲気のスキー場で、下山後はほっとして滑ることができました。さて今年はいつまで雪が残ってくれるのか。。
翌日は福井大野へ移動し、大野城と戌山に登りました。大野城は金森長近により亀山(249m)に築城され、雲海が拡がると天空のお城となるのが有名です。地元の人たちがウォーキングがてらに訪れるところでした。亀山の三角点もちゃんとあり、お城からの城下町の眺めと荒島岳をはじめとする福井の山々が見渡せ、とても気持ちのよいお城です。
荒島岳の上部の雲の動きをぼんやり眺めたり、鷹が舞う空を見上げたり、バードウォッチングにも最適な癒しの場所でした。地元の方から、天空の大野城を眺めるには戌山に登るのが良いですよと教えて頂きました。朝霧の時には多くのカメラマンが訪れるそうです。お勧めにしたがって、いざ戌山へ~
。亀山に大野城を築くまでは、越前美濃国境間の要として戌山城が重視されていたとのこと。現在は城跡のみですが、ここから雲海の大野城を見たらさぞかし綺麗なんだろうな。戌山から眺めると大野の位置関係も良くわかり、時間が許せば一度に2山訪れるのが楽しいと思います。
では、また次回のブログで!