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淡路島最高峰・諭鶴羽山(607m)へ古道で登る

急に冬モードに季節が移ってきました。私は暑い夏が苦手なのでピリリと空気がひきしまる、この感じが嬉しいのですが、急にやってくると体がびっくりしますね。週末は淡路島へお墓参りに行ってきました。去年に続き、今年も墓参りのあと諭鶴羽山に登りました。去年はダム側から、今年は海側から諭鶴羽古道を歩いてみました。

登山口までは、海沿いの気持ちのよい道路で、車にはほぼすれ違いませんが、アワイチ(淡路島一周サイクリング)を楽しんでいる自転車に乗った若者達がチラホラいます。びわいち(琵琶湖一周)も良いけど、海の広がりを眺める開放感、ここを自転車で風を切って走るとさぞかし気持ち良いだろうと思います。

海側からが諭鶴羽神社の表参道になるようで、町石やお地蔵さんが結構多くありました。ダム側からの登山者の方が多いようで、土曜日にもかかわらず海側から登る人に会ったのは一人だけでした。昔は「菊か店跡」の看板にあるように、茶店が出るくらいに人々が行き交って賑わっていたそうです。今や歩いている人もなく、静まり返った参道になっています。菊か店跡を眺めながら、ちょっと寂しく感じました。

登り進めると諭鶴羽神社に到着します。アカガシの森が神社の周りにあるのですが、害虫によりアカガシが枯れかけているそうで、養生して保護している木が多く見られました。うちの梅もやられましたが、虫から木を守るのは大変ですね。

スケートの羽生結弦選手が同じ「ゆずる」という名前の山ということで、2度、諭鶴羽山に来られたことがあるそうです。ファンの人も沢山来られるそうで、羽生選手ゆかりの森の危機を救おうと寄付が沢山集まり、寄付金によって防虫ネットなどで対策することができたとのこと。ファンの想いはすごいですね。アカガシの森がいきいきと残ってくれますように!

山頂は、神社から15分くらい更に登ったところにあります。この日はお天気もよく、四国、和歌山など綺麗に見えました。海に囲まれている山頂は気持ち良く、のんびりした心地よさを感じられます。

すぐ近くにある沼島が、ぴかぴかと綺麗に光っていました。国生み神話では、イザナギ・イザナミが生み出した最初の島を「おのころ島」と呼び、沼島がその「おのころ島」の有力候補地とされているそうです。フェリーで10分ほどで行けるそうなので、次回は船で渡って島をハイキングしてみたいと思います。

高速道路でそそくさと移動せず、今回は海沿いの道を自転車のアワイチの人たちを見ながらのんびり走りました。何度も行ってるのに今まで夕刻にこの道を走らなかったので気付かなかったのか、淡路島の夕日、改めてうっとり見惚れました。五色あたりだったと思います。
高速道路では景色を楽しめないので、下道を街並みを眺めながら走ると新たな発見があってお得な感じ (^^)。タイパも大事かもしれないけれど、囚われすぎると疲弊する。スローなブギが人には合ってる気がします。
では、また次回のブログで。
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